炭水化物ダイエットの危険性

炭水化物ダイエットは危険性が高いダイエット方法です。炭水化物ダイエットとは、太る原因となるエネルギーに変換されやすい炭水化物(糖質)をできるだけ摂取しないようにする食事方法とされ、エネルギーは脂肪やたんぱく質から主に摂取します。

炭水化物ダイエットはダイエット効果が高いというような口コミが広がっているため、炭水化物ダイエットを実践したいという人は多いと思います。しかし、炭水化物ダイエットは健康の観点から危険性非常に高いです。

心臓病を引き起こす危険が増す

炭水化物ダイエットを行うことで心臓病を引き起こす危険性が増す、という研究結果が出ています。炭水化物ダイエットとは別名アトキンスダイエットとも呼ばれますが、このダイエット法を実践してから心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化などの心血管疾患が増加した割合が多い、という指摘があります。

これはスウェーデンの女性約4万4千人に対して行った研究結果ですが、炭水化物の量を減らし、たんぱく質や脂肪を増やす食事内容を行った人は心血管疾患をわずらう割合が多かったのです。

炭水化物を1日20g減らすと心血管の病気が4%増え、極端な低炭水化物、高たんぱく質の食事では60%増えたということです。

肝臓病の危険も増す

さらに、肝臓病を引き起こす危険性も増します。体にとって1日に不可欠な炭水化物の量が180gであり、それを食事で補えなければ筋肉を分解して肝臓で炭水化物に変換しなければならなくなるからです。

普通にご飯を食べて炭水化物を摂取していれば、肝臓がこのような形で働く必要がありません。炭水化物の1日摂取量を180g以下に減らすことで、肝臓にとって本来働く必要のない働きを強制させてしまうわけです。

この様な状況では口臭や体臭がきつくなります。この様に肝臓を働かせる過程でケトン体が体内で増加するからです。

基礎代謝の低下を招く

炭水化物を極端に抜くと基礎代謝が低下します。1日当りの炭水化物の摂取量が180gを下回ると筋肉を分解して肝臓で炭水化物に変換すると書きましたが、筋肉量が減少すると基礎代謝が低下します。筋肉量と基礎代謝量が比例の関係にあるからです。

基礎代謝が低下すると痩せにくい体質になってしまいます。痩せにくくなるとさらにきつい炭水化物ダイエットを行うことになり、心臓病や肝臓病の危険性が増すばかりか、最終的には拒食症と過食症を繰り返す悪循環に陥ってしまいます。

炭水化物ダイエットはできるだけ控えた方がよいでしょう。