炭水化物ダイエットで死亡率アップ!?

炭水化物ダイエットを5年以上続けると死亡率がアップするかもしれない、という解析結果が米科学誌プロスワンで発表されました。

炭水化物を抜くと痩せる腸内細菌が減って太りやすい体質になることは最近明らかになっていますが(「痩せる腸内細菌を減らす炭水化物ダイエット」参照)、死亡率まで上昇させるとすれば、炭水化物ダイエットはメリットよりもデメリットの方がかなり目立つダイエット方法といえそうです。

なお、炭水化物を抜くダイエット方法である「炭水化物ダイエット」を5年以上続けることで死亡率が上昇する理由はよくわかっていないようです。しかし、炭水化物を抜くと腸内善玉菌と呼ばれる善玉の腸内細菌が減ることは明らかになっています。

善玉の腸内細菌は、炭水化物ダイエットの実践で減ることが明らかになっています。腸内には無数の腸内細菌が生息しており、腸内善玉菌と呼ばれる善玉の腸内細菌と、腸内悪玉菌と呼ばれる悪玉の腸内細菌とに大きく分けられます。

一方、人間の腸には免疫細胞の約70%が集中していると言われており、善玉の腸内細菌が優勢になるほど病気をしにくくなります。逆に、悪玉の腸内細菌が優勢になるほど病気をしやすくなります。

よって、炭水化物を抜くような食事内容を長期間続けると死亡率がアップすることは容易に想像できましたが、ついに米科学誌でもこの内容が発表されました。

炭水化物抜きの食事内容はアレルギーの原因の1つになっているようです。炭水化物抜きの食生活を送ることで善玉の腸内細菌が減って悪玉の腸内細菌が増え、このことがアレルギーを引き起こす原因の1つになります。

腸内細菌とアレルギーの関係は、出生直後の乳幼児の腸内環境とアレルギーの関係から明確になっています。

出生直後の乳幼児に母乳を与えると善玉の腸内細菌が増え、逆に人工乳を与えると悪玉の腸内細菌が増えます。そして、善玉の腸内細菌が少ない乳幼児ほどアレルギー体質になる割合が多いことがわかっています。