同じ距離ならウォーキングよりジョギングが痩せる?

ウォーキングとジョギングは同じ距離なら、より痩せるのはどちらの方でしょうか。時間当たりのカロリー消費量はジョギングの方が多いわけですから、1時間のウォーキングと1時間のジョギングを比べればジョギングの方が痩せるのは決まりきっています。

しかし家の周辺の周回コースなど、時間ではなく距離を決めて運動を行う場合も多いと思います。例えば5キロの距離を歩くウォーキングと5キロの距離を走るジョギングを比べた場合、どちらの方が痩せるのでしょうか。

5キロの距離で終了ならジョギングの方が早く到達します。ジョギングなら運動時間が30分で終わるところ、ウォーキングなら運動時間が2時間以上かかってしまうかもしれません。

カロリー消費量の大きいジョギング30分か、カロリー消費量の少ないウォーキング2時間か。どっちの方がダイエットに有利なのでしょうか。

物理学では、カロリー消費量は重量×移動距離となります。同じ人が行う運動なので体重(重量)は同じであり、移動距離はどちらも同じ5キロです。そうすると、「距離が同じならウォーキングとジョギングの消費カロリーは同じ?」だと思えてきそうです。

しかし実際には、同じ距離ならウォーキングよりジョギングの方が痩せます。たとえ距離が同じでも、ジョギングの方が消費カロリーは大きいのです。

同じ距離ならジョギングの方がウォーキングより痩せる理由として考えられるのは、ジョギングはウォーキングの前に進む動作に加えて、さらに地面を蹴って上に飛び跳ねる動作が加わるからです。早く移動するために余分なカロリーを消費しているわけです。

ジョギングとウォーキングを、飛行機と自動車に例えるとわかりやすいと思います。飛行機の燃料消費率が大きい理由の1つは、上昇するためにエネルギーを消費し続けなければならないからです。これに対して自動車は前に進むためだけにエネルギーを使えばよいのです。

具体的なジョギングとウォーキングの消費カロリーの差ですが、距離が同じ場合、ジョギングはウォーキングの約2倍のカロリーを消費するようです。

また、それぞれの消費カロリーの差は、ジョギングとウォーキングの「動作」がキーポイントになっています。歩く速度のジョギングと速い速度のジョギングを比べても、距離が同じであれば消費カロリーは似通ったものになるようです。

しかしジョギングのフォーム(無駄な動きが多いなど)の違いは、消費カロリーの差となって現れます。フォームの美しいマラソン選手が行うジョギングより、一般の人がダイエットのために行うジョギングの方が消費カロリーは大きくなります。