腸内細菌ダイエットで痩せる2つの理由

腸内細菌ダイエットとは痩せる腸内細菌を増やすことで、そうでない場合よりもカロリーの消費量を増やしたり体脂肪の減少量を多くしたりするダイエット方法です。その腸内細菌ダイエットの効果が注目されています。

痩せやすい体質の人はそうでない人に比べて、痩せる腸内細菌というものを多く持っていることが最近の研究結果で明らかになりました。痩せる腸内細菌が多いと便も出やすくなることから、便秘体質と太りやすさの関連も推測されます。

腸内細菌は腸内で様々な活動を行っており、ダイエットに関して言えば便からのカロリー吸収に関係したり、体の代謝活動に関係したりしています。そのため、ある種の腸内細菌が多いと便からのカロリー吸収を減らしたり、体の代謝に関わって体脂肪の合成を防いだりします。

実際のところ、マウスの実験では痩せる腸内細菌を持っている方が、同じエサの量にも関わらず体脂肪率が低下するという結果が出ています。肥満マウスの腸内細菌と通常のマウスの腸内細菌で比較実験を行った結果、体脂肪の蓄積量で20%もの差が出ました。

腸内細菌の種類が異なるとカロリーの吸収量にも違いが現われます。同じ摂取カロリーでも痩せる腸内細菌を持つと、カロリーが吸収される量が減るのです。

このカロリー吸収を抑えるしくみですが、まず太る腸内細菌を持っていると腸内細菌が食物繊維までカロリーに変換して体に吸収されてしまいます。痩せる腸内細菌は太る腸内細菌を減らすので、痩せる腸内細菌が多いほど食物繊維がカロリーに変換される量が減ります。

食品成分表を見ても食物繊維はカロリーゼロと表記されていますが、実際には腸内細菌によっていくらかの割合で代謝されて摂取カロリーになってしまっています。腸内細菌の種類によってカロリーに代謝変換される量が異なるので、これが痩せやすい体質と太りやすい体質を説明する理由の1つになっています。

腸内細菌のもう1つのダイエット効果としては、体脂肪を減らすように作用することです。痩せる腸内細菌が多い場合、体脂肪の合成量が減ります。さらに脂肪の燃焼量も増えます。これも痩せやすい体質と太りやすい体質の違いを分ける要素の1つです。

この両者の違いを生み出している理由として、AMPK活性化の抑制が関わっているのではないかと推測されています。痩せる腸内細菌がAMPK活性化の抑制に働き、カロリーを消費させて体脂肪の合成を抑制するから痩せるのではないかと推測されているのです。