脂肪の摂取量が多い食事は太りやすい

脂肪が多い食事内容は太りやすいという研究結果があり、脂肪の摂取量と肥満には関係があるようです。

食事をする時にはカロリーを脂肪、炭水化物、たんぱく質の3種類の栄養素(三大栄養素)から摂取していますが、脂肪は肉の脂身部分や植物油などを指します。炭水化物はご飯や麺類など、たんぱく質は肉の赤身部分などに多い栄養素です。

イメージ的には中華料理などの油っこい食事内容、脂の多い欧米食、ファーストフードなど味をよくするために油を多く使った食事内容は太りやすいということです。逆にさっぱりした和食は太りにくい食事内容と言えます。

この摂取する栄養素によって太りやすさが決まる理由は、体の代謝のしくみが関係しています。脂肪が多い食事内容が太りやすい理由を以下に解説します。

まず、炭水化物とたんぱく質が多い食事内容が太りにくい理由を解説します。

お腹がすいた時に食事をし、満腹を感じた時に食事をやめるような自由な食事を行う時、炭水化物とたんぱく質が多い食事内容だと食べ過ぎが起こりにくいようです。

一般的に炭水化物の摂取量が過剰な場合、体の中で体脂肪に変換されて貯蓄されると言われています。

しかし、健康な人が空腹を感じた時だけ食べるような自由な食事を行う場合、炭水化物を過剰に摂取すれば食欲が減少するため、次の食事での炭水化物の摂取量が減ります。この自然な食欲の調整により、1日を通して炭水化物が体脂肪として貯蔵されるほどの食べ過ぎが起こりにくいようです。

たんぱく質に関しても同じです。自由な食事を行う場合には、たんぱく質の摂取量と消費量はほぼ等しくなるようです。

このように炭水化物とたんぱく質の場合は、摂取する段階で体が痩せも太りもしない現状を維持するだけの摂取量になるように、食欲による調節機能が働きます。

脂肪を摂取すると太る理由は、食欲による摂取量の調節機能が働きにくいからです。脂肪を過剰に摂取した場合、炭水化物を摂取した時のような食欲の減少があまり起こりません。

その代り、脂肪を摂取した場合には体が体脂肪を蓄積することで基礎代謝量が上がり、基礎代謝のカロリー消費による調節機能が働きます。要するに脂肪を摂取すればある一定まで太り、その太った状態から痩せも太りもしない状態を維持しようとします。

(太ると基礎代謝は上がるのです。詳しくは「筋トレでは基礎代謝が増えない?」参照。)

ただし、魚の脂は摂取しても太らないとされています。牛などの動物性の脂や植物油は上記の通り太りやすいのですが、魚の脂は逆に体脂肪の蓄積を抑制させるとの試験結果があるようです。

マウスに牛脂を添加した高脂肪食、または魚油を添加した高脂肪食を与え、どちらの方が体重が増えるのかという試験が行われました。

その結果、魚油を添加した高脂肪食を与えたマウスは、牛脂を添加した高脂肪食を与えたマウスに比べて摂食量が減り、体重も少なかったという結果が出たようです。

魚を一品添えた、さっぱりした和食がダイエットには一番向いているようです。